パッションフルーツとは

パッションフルーツとは

パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ)は、アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科の果樹です。

4月下旬に定植すると6月ごろから開花・結実します。露地栽培では12月ごろには低温で枯死することから、毎年苗の植え付けが必要となります。

果実は、甘さと酸味があり、生食用と加工用として流通しています。果肉はβカロテン、クエン酸、ビタミンCが豊富です。

 

【召し上がり方・保存方法・楽しみ方】

(1)召し上がり方

冷蔵庫で冷やしてから、下の写真のように実を半分に切って、スプーンですくってください。種はそのまま食べられます。種は噛んでも、噛まなくてもどちらでも大丈夫です。

 

(2)実の選び方

実全体が紫色になっていれば、食べごろです。色が濃いほど糖度が高く、酸味が少なくなる傾向にあります。上写真にある一番右の実は、シワが入っているからといって痛んだわけではありません。むしろ酸味が抜けて、より甘くなっていて美味です。

上写真は、食べごろの実の色味を撮影したものです。モニターの色調や、カメラのホワイトバランスの関係などもあり、厳密な色見本とはなりませんが、参考にはなるかと思います。写真では右にいくほど熟した実で、酸味が抜けた甘い実となります。

(3)保存方法

常温で保存してください。冷蔵庫で保存すると、酸味が増してしまいます。食べる前日に冷蔵庫に入れましょう。また、常温で保存すると、実にシワが入ってきますが、大丈夫です。むしろそこまで保存した方が、酸味が抜けて甘くなります。酸っぱいのが苦手な方は、シワが入るまで保存してから食べるといいでしょう。

(4)楽しみ方

スプーンですくって食べるのはもちろん、乳製品との相性がいいので、ヨーグルトやバニラアイス、杏仁豆腐にソースとしてかけて食べるとおいしいです。飲むヨーグルトに混ぜて飲むのもおいしいです。

 

パッションフルーツの育て方

(1)気象条件

 最低気温4℃以下では越冬ができません。また、亜熱帯性の果樹ですが、35℃を超えますと花芽の座死や幼果の落下が生じます。

(2)土壌条件

・排水性と保水性の良い肥沃な土壌でpHは5.5~6.5が適しています。

・野菜用の培養土と野菜用の化成肥料であれば特に指定はないです。

・化成肥料の分量目安は、培養土1リットルに対して3グラムとなります。

◆植え付けほ場の準備、植え付け

(1)ほ場準備

地植えでもプランターでも可能。プランターの場合、地面に直に置かないで、台(レンガ等)の上に置いて、水はけと風通しを良くします。露地栽培の場合、雑草防止と疫病の発生防止を目的に、ほ場全面に防草シートの敷設を行います。また、誘引のため支柱立てと海苔網などのネットを高さ1.5m程張ります。

(2)植え付け

 植付間隔は1m離すことが理想です。

(3)剪定

 主枝は1m程伸びたら切ります。

◆栽培管理

(1)水やり

基本的には鉢土の表面が乾いたら行ないます。週に1回は液体肥料を水替わりにあげると良いです。気温が高くなる6月以降は、株も旺盛に生育を始めるため、1日2回は水やりするようにします。梅雨明け後は水やりを午前10時までに1回は行います。また、つるがどんどん伸びる栄養成長が盛んすぎると花芽がつきにくくなるため、枝葉が大きく展開した後は、水やりを控えめにします。

(2)人工授粉

開花したら人工授粉します。筆などで雄しべの花粉を雌しべの先(3つの柱頭)につけます。雄しべをちぎって直接つけてもかまいません。できれば、遺伝子の違う他の株の花粉を使うと、良質な実になります。高温期に咲いた花や生育不良の花は、花粉がほとんどない場合があります。花実は一日しか生りません。ご注意ください。(授粉については次ページ画像をご参考ください)

 

受粉が成功すると数日で実が膨らんできます。失敗すると蕾全体が黄色くなり自然に落ちます。

◆収穫

・着果後、夏の高温下で約60日で完熟します。

・自然落果したものを収穫します。

・収穫した果実は、果実表面にシワができるまで室温で保存してから食べると、甘酸っぱい最高の香りのパッションフルーツが味わえます。

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